ギャラリー

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ムツゴロウ

緑川河口のムツゴロウを撮影しようと思い出かけた、以前は干潟のいたる所にいたはずの「ムツゴロウ君」だったが「ムツゴロウ君」が棲めるような干潟が少なくなったせいか棲んでいる場所は限られていた
H13年の夏は酷暑で干潟の中は我慢の限度をを越えるような暑さだったが「ムツゴロウ君」はいたって元気、ずいぶん笑わせてくれた

ヤマトオサガニ

ムツゴロウと並んで干潟を代表する生物、ヤマトオサガニは干潟に砂が混じった所を好むようだ
干潟の上一面にいるのはヤマトオサガニ、この上をサギかカラスが飛んだら一瞬にして巣穴に隠れてしまう


自然の神秘

年に1度、秋の新月の夜の大潮の日から2日後引き潮に乗って 干潟に棲むゴカイがいっせいに海に泳ぎだす
この日は魚も鳥も知っていて暗い闇の中で パニックになっている、撮影するために水面にライトを当ててしばらく待つと無数のゴカイが集まってくる、光がとどかない所では魚が泳ぎまわっている
なぜ、この現象がおきるのかは解らないが これから冬を越す魚にとっては大切な栄養源に なっていると思う

投網打ち

S63年に亡くなった友人I君とは10月になるとよく緑川に釣りに出かけた小さな船で河口近くまで下り
「セイゴ、ボラ、ハゼ」を釣った
I君はまた投網の名手でもあった、釣りの帰りに夕日の中で打つ投網の色は今でもよく覚えている


河口より源流の山を望む

奥に見える山が九州脊梁山地、山の上にかかる入道雲の下では夕立が来て、新しい水が生まれているかもしれない

海の中の道

有明海は潮位の変動が大きい海、最大では4〜5m位はある
海に続く電柱の下にはアサリ貝の漁場に行くコンクリートの道がある 引き潮のときは沖の漁場に沢山の車が入っている

H9 12/24 宇土市


河口の夕暮れ

日が落ちた河口、満潮のため潮も止まり風もない
まわりの家に明かりが灯り小魚も葦のゆりかごで眠りにつく

緑川河口

緑川河口の干潟の中にポツンとある小さな島「たはれ島」
島には小さな鳥居がある1年のうち1月と11月に5日間ずつ島の後ろに夕日が沈む、この1枚を撮影するのに3年かかった
水平線上に見える黒いものはノリ養殖のノリひび
有明海がいつまでも豊饒の海であってほしい

H11 1/24 熊本市


輪廻りんね

長い水の旅が終りここはもう有明海、緑川の水と有明海の特異な地形によって育まれた生物と共に人も生きてきた
有明海まで旅をした水も雲になって山に帰るそしてまたいつかは緑川に帰る、その時緑川が今以上悪くならないように私たちが考えなくてはいけない
水の輪廻


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